日本財団 図書館


 

小山郷六斎(こやまごうろくさい)念仏

国指定重要無形民俗文化財
京都府
出演/小山郷六斎保存会
決められた日に心身を清めるために念仏を増える行事が六斎日で、古くは空也上人が太鼓や雛口を叩いて念仏を唱えた事から始まったと言われています。念仏を通して仏教の教えを広めて行くために全国各地でさまざまな念仏踊りが残されています。その後この行事にもさまざまな芸能が加えられていきました。小山郷六斎念仏も京都にふさわしく、祇園祭で演奏される鉦や太鼓の祇園囃子のはなやかな曲打ちや獅子舞などの芸が伝えられています。

006-1.gif

 

登野城(とのしろ)の獅子舞

沖縄県
出演/石垣市登野城字会

006-2.gif

沖縄県八重山諸島は、日本の最南端にあたりす。石垣島を中心に、竹富島、小浜島、黒島、新城島、鳩間島、西表島、波照間島の八つの島からなり、独特の文化や伝統芸能を生み出し継承してきました。そのなかでも獅子舞は、村や村人の健康と安全祈願を目的として行なわれます。各村には雌雄二体の獅子があり、悪疫や魔を追い払う力を持つと信じられています。獅子舞は精霊会、節、結願、収穫祭などに行なうことを原則としており、石垣市登野城では精霊会の翌日に宗家(トウニムトウ)で行なっています。

 

赤馬節(あかんまぶし)

沖縄県
出演/八重山舞踊光扇会
数々の民謡が残る沖縄県八重山諸島には、本島とは違うゆったりとしたリズムの民謡が伝承されてきました。この「舞踊 赤馬節」は、琉球王に召された名馬の赤馬をたたえたもので、祝儀の座などで座開き舞として演じられます。そもそもは八重山を代表する節謡「赤馬節」に振りつけられた踊りで、通常は、若衆踊の型をとることが多く、赤い振袖と紅型のすずかけを着け、頭に美しい花飾などを着けて扇子を持って踊る姿は実に優美です。

006-3.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION